十二国記 白銀の墟 玄の月

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十二国記 白銀の墟 玄の月


【著作者】小野不由美
【出版社】新潮社
【カテゴリ】 SF・ホラー・ファンタジー 文学・評論

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個人的評価


【総合】★★★☆☆
【ストーリー】★★★★☆
【感動】★★★☆☆
【エクサイティング】★★☆☆☆
【リアリティ】★☆☆☆☆
【啓発要素】★★★☆☆


ストーリー


戴国は政治が安定せず、生活は貧しく、冬の極寒を超えられない者が多数いるような状況である

10年間麒麟がおらず長年の王の不在期間を経て、半年前やっと泰王に驍宗が就き、国が安定する希望を持てたのであった
しかしその驍宗が登極すぐの謀反の鎮圧の中で斃れ、次の王に阿選が就くという事態が起こる
阿選は驍宗の側近の粛清を行い、その後の戴国は豊かになることはなかった
そして国では謀反の首謀者は実は阿選であり、阿選こそが驍宗を討ったのだいう噂が流れる

そんな戴国で驍宗を探す2人が偶然に出会うこととなる
1人は驍宗の基で禁軍中軍にいた項梁、もう1人は劉将軍であった李斎であった
そして李斎と一緒にいるのは景王、延王の協力を得て蓬莱で見つけることが出来た泰麒が居たのだった

彼らは荒れた戴国を旅しながら驍宗の行方を必死に探そうとする
そんな折泰麒は李斎に隠れ、阿選のいる白圭宮に向かうことを決意する
それを知った項梁はせめての護衛にと自分の同行を訴え、共に白圭宮を目指す


感想


18年ぶりの小野不由美さんの十二国記シリーズの最新作です

ストーリーとしては阿選により角を折られ、その際に発生した蝕で蓬莱に流された泰麒を、李斎が景王、延王の協力を得て連れ帰る「黄昏の岸 暁の天」の後のお話となります
(この際蓬莱に流された泰麒を描いた作品が十二国記シリーズの生まれる元となるお話が「魔性の子」)

白雉が落ちていないならば驍宗は生きているはず
ではなぜ驍宗は姿を現さないのか
阿選は何を考えているのか
泰麒はこの状況でなにを行おうとしているか

16歳となり成長した泰麒に出会うことが出来る作品

努力し成果も出している自負はあるのに、手に及ばない世の流れで生まれた差
阿選の行動の理由について深く考えられます

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