屍鬼

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屍鬼



【著作者】小野不由美
【出版社】新潮社
【カテゴリ】 文学・評論

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個人的評価


【総合】★★★☆☆
【ストーリー】★★★☆☆
【感動】★★☆☆☆
【エクサイティング】★★★★☆
【リアリティ】★★★☆☆
【啓発要素】★★☆☆☆


ストーリー


樅を育てて、卒塔婆を作って生きてきた外場村
村人の心の支えにあったのは寺と病院
村の中での繋がりでほぼ生活が成り立つ小さな村

室井静信と尾崎敏夫はこの村で育った幼馴染であった

室井静信
村の北端にある寺の跡取り息子
正式な住職ではないが、
檀家衆や村の人々から若御院と呼ばれ親しまれていた
副業で小説も書いていた

尾崎敏夫
村にある唯一の病院である尾崎医院
父が癌で倒れた際、大学病院を辞め後を継いだ
村の医師として村人に頼られていた
内科が専門だが村人が困れば一通り診ていた

村では虫送りが行われていた
別当の霊を弔いながら村を練り歩く
穢れや鬼がその後をついてくる
渓流の河原まで連れてきて祀り捨てる

この時村には異変が忍び込んでいた


感想


小野不由美さんの長編小説
外場村に住む住民が細かく描かれていて読んでいると村にいるような感覚になれる描写です

外場村で起こった異変に対する室井静信と尾崎敏夫そして村人の行動
各々の深層にある思い、考えが反映されています
自分ならどう動くのだろうと考えながら読める作品

書き込まれた世界観に惹き込まれる小説です

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