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沈まぬ太陽

【著作者】山崎豊子
【出版社】新潮社
【カテゴリ】
文学・評論
文芸作品
新潮社_HQP
日本文学
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上)
沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下)
沈まぬ太陽 (3)
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)
沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)
個人的評価
| 【総合】 | ★★★★☆ |
| 【ストーリー】 | ★★★★★ |
| 【感動】 | ★★☆☆☆ |
| 【エクサイティング】 | ★★★☆☆ |
| 【リアリティ】 | ★★★★★ |
| 【啓発要素】 | ★★★★☆ |
ストーリー
ナショナル・フラッグ・キャリアである国民航空に勤める恩地元
思いがけず労働組合の委員長となり、会社と闘いながら待遇改善を勝ち取る
時代や国の圧力等様々な要因により組合を抑えようとする会社
恩地はテヘランからさらにナイロビまで10年以上続くアフリカ勤務となる
飛行機事故が相次ぐ国民航空
衆議院交通安全対策特別委員会で経営層の営利主義、そしてその改善を求めていた恩地が僻地勤務に追いやられている
この事実が周知の事実となり、会社は恩地を日本に戻せざる得なくなる
しかし、帰国したものの閑職に追いやられる恩地
そんな折、歴史上最大の航空事故が起きる
御巣鷹山事故
感想
先日、山崎豊子さんの運命の人を読み、是非他の作品も読んでみたいと思い手に取った作品
日本航空の社員、小倉寛太郎を題材としたフィクション小説と言われています
企業と労働者の関係
経営の営利主義
当時の世の中に対する課題が伝わってくる作品です
正義や利得様々なもを賭け諮り行動する新旧労組の姿など、社会の難しさ厳しさを感じます
一方で、学生運動等があり自分の意見/行動で組織を社会を変えて行こうと本気で動いた熱意も感じます
そして、過去の苦労や正義は必ずしも結果として花が咲く訳ではないという現実
山崎豊子さんの社会への警笛が伝わってくる作品です
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