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約束の海

【著作者】山崎豊子
【出版社】新潮社
【カテゴリ】
文学・評論
文芸作品
新潮社_HQP
日本文学
約束の海
個人的評価
| 【総合】 | ★★★★★ |
| 【ストーリー】 | ★★★★☆ |
| 【感動】 | ★★☆☆☆ |
| 【エクサイティング】 | ★★☆☆☆ |
| 【リアリティ】 | ★★★★★ |
| 【啓発要素】 | ★★★★☆ |
ストーリー
潜水艦くにしおの乗り組み員
花巻朔太郎二等海尉
父も元海軍軍人
防衛大学校を卒業し海上自衛隊に進んだ
若き青年は日本の防衛の熱き想いを胸に任務に就いていた
しかしある事件が起きる
潜水艦くにしおと大型釣り船第一大和丸の衝突事故
展示訓練からの帰港の出来事であった
事件はマスコミで大きく扱われる
内容は自衛隊の責を問うものが多かった
花巻は自衛隊の意味に疑問を抱き始める
感想
山崎豊子さんの絶筆となった作品
山崎豊子さんのお名前は書店等でよく見かけたことがあったのですが、これまで一度も読んだことありませんでした
ドラマにもなった白い巨塔(財前五郎役を唐沢寿明さんが演じたドラマ世代ですよ 笑)の著者のイメージが強かったです
白い巨塔のように、実話を基にストーリを書かれたフィクションを書かれることに興味があり、本作品が未完の最後の作品ということと、有事関連7法、尖閣諸島中国漁船衝突事件等がマスコミに取り上げられなくなった今、読んでみようと思いました
本作品を読んで初めて知った事件でしたが、なだしお事件を題材にした作品のようです
小説は海難事故が発生し、海難審判が行われ、主人公の花巻朔太郎が向かう先を迷っているところで終わりとなっています
巻末には第2部、第3部の構想が記載されています
本当に最後まで読んでみたいと思う作品でした
山崎豊子さんの別の作品についても読んでみたいと思います
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