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CO ケース・オフィサー

【著作者】麻生幾
【出版社】産経新聞ニュースサービス
【カテゴリ】
ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
文学・評論
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個人的評価
| 【総合】 | ★★★★☆ |
| 【ストーリー】 | ★★★☆☆ |
| 【感動】 | ★☆☆☆☆ |
| 【エクサイティング】 | ★★★★☆ |
| 【リアリティ】 | ★★★☆☆ |
| 【啓発要素】 | ★★★★☆ |
ストーリー
2004年2月、地域課員の白井巡査は不審な車を見付けた
かつて行われた工事の為に作られた作業道、現在は使われていない
後を追った白井が見たのは、白い大きな塊を移動させる人影
死体遺棄犯じゃないか・・・
通信の為場を離れようとした際、倒れた白井が見たのは大量の異様な形をネズミの死体
そして、彼の後ろには人影が迫っていた
時を同じく警視庁にアメリカ中央情報局(CIA)から連絡が入る
イスラム原理主義グループを取っている東京在住のコンピュータの専門家の人定の依頼
警察庁国際テロ対策課長の緑山は、警備局長の若宮に1人の名前を挙げる
静岡県警の名村警視
若宮は、奴はもう死に体だと言い捨てる
名村は確かに死に体だった
25年前に始まったその出来事から吹っ切れていなかった
かつてケース・オフィサーとて勤めた時に出会った女性
春香・ハイマ
感想
ジャーナリストとしても活躍される麻生さん作品らしく、日本の危機管理能力を題材とした話です
国防が戦争から、対テロリズムとなっている時代の流れが反映されています
様々な手段で行われるテロリズムへの対応の難しさが伝わります
ケース・オフィサー(工作担当者)である名村の姿から、日本の情報戦略に光を当てています
日本は世界の中で平和ボケしているのでは・・・と考えさせられます
リアリティのある世界感に入り込んでしまう作品です
不安定な世界情勢に、日本も繋がっていることを思い出させられます
そして日本はどうするのかを考えなくてはいけないことを突き付けられます
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