悲嘆の門

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悲嘆の門


【著作者】宮部みゆき
【出版社】毎日新聞社
【カテゴリ】 ミステリー・サスペンス・ハードボイルド 文学・評論

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個人的評価


【総合】★★★☆☆
【ストーリー】★★★★☆
【感動】★☆☆☆☆
【エクサイティング】★★★☆☆
【リアリティ】★☆☆☆☆
【啓発要素】★★☆☆☆


ストーリー


大学生の三島孝太郎は一般的な大学生1回生
受験の結果、唯一合格した教育学部に通っていた

就職が楽な時代ではないが、今は大学に無事は入れた今を楽しもうと思っていた
バイトもしていた
先輩に誘われて始めた株式会社クマー
サイバー・パトロールを行う会社だった

都築茂典は自宅マンションで足の痛みに耐えていた
元警視庁の警察官

椎間板ヘルニアが原因とされていた痛みが悪化し、任務に耐えられないと判断し定年直前に退職した
杖が生活に必要になり、妻が調べた評判の病院にいったところ、受けた診断は脊柱管狭窄症
半年待ちの手術を待っていたのだった

世間ではある事件が話題になっていた

死体の一部を切断する連続殺人
2人はそれぞれの経緯で、それぞれ事件の調査をすることになる


感想


宮部みゆきさんの英雄の書の続編作品

大学生の三島と元刑事の都築がひょんなきっかけから事件に関わっていく
2人の調査の先に辿り着く結末にドキドキ出来る小説

上巻ではサスペンス小説さながらの事件の展開が繰り広げられます
下巻では一気に宮部さんらしいファンタージ世界に変貌します
留まることなく進むストーリーが、現実の世界観から気付けばファンタジーの世界観へ誘います

大学生だった三島が見た、理想だけではない世界の真実
彼が見たモノ、感じた思い、そして決断した結末に考えさせられます

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