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忍びの国

【著作者】和田竜
【出版社】新潮社
【カテゴリ】
文学・評論
文芸作品
日本文学
歴史・時代小説
個人的評価
| 【総合】 | ★★★☆☆ |
| 【ストーリー】 | ★★★☆☆ |
| 【感動】 | ★★★☆☆ |
| 【エクサイティング】 | ★★★☆☆ |
| 【リアリティ】 | ★★☆☆☆ |
| 【啓発要素】 | ★★☆☆☆ |
ストーリー
伊賀では常に小競り合いが行われていた
百地三太夫と下山甲斐も例外ではなかった
下山の砦を百地の配下三十人程が攻めていた
下山の嫡男の平兵衛は顔をしかめる一方、その弟次郎兵衛は百地家を皆殺しにすると息巻いていた
平兵衛は理解が出来なかった、こんな争いでも命を失う者は出る
そんな戦場に無門が現れる
百地の配下として銭を貰えれば戦う
どんな門も突破してみせる、それが彼の名前の所以
下山の砦を難なく突破し、約束の銭を貰って帰ろうとする
三太夫は無門に次郎兵衛を討つよう命じる
無門は百文を要求した後、再び砦へ向かう
無門は次郎兵衛相まみえ、兄である平兵衛の前で次郎兵衛討つ
その時、鐘が鳴る
なんと、百地三太夫と下山甲斐は十二家評定の始まりをお互いに確認すると闘いを止める
十二家評定は伊賀の忍者の同盟組織であった
平兵衛は思う
技を磨くために戦い、相手の命を奪うことに何も思わない伊賀忍者
人ではない
十二家評定の参集の目的
それは伊賀に近づく脅威織田家への対処方法であった
伊賀忍者の進むべき道が決まる
感想
和田竜さんの伊賀忍者を題材とした小説
映画化、漫画化もされた人気作品
忍者をまとめ、自分達の利により動かす各家長
人を殺めることに何も思わず、金銭の為に戦う伊賀忍者たち
そしてその伊賀忍者の生活を受け入れることが出来ない下山平兵衛
伊賀を抑えるべく動く織田家が彼らを再び戦の世界に導く
伊賀忍者と織田家の闘いを舞台に、様々な人々の人生が描かれていて、熱くなれる作品です
人に従える個人、彼らは全員が弱い存在なのだろうか、思いは強さなのかと考えさせられる小説です
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