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鹿の王

【著作者】上橋菜穂子
【出版社】KADOKAWA
【カテゴリ】
SF・ホラー・ファンタジー
文学・評論
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
個人的評価
| 【総合】 | ★★★★☆ |
| 【ストーリー】 | ★★★★☆ |
| 【感動】 | ★★★☆☆ |
| 【エクサイティング】 | ★★★☆☆ |
| 【リアリティ】 | ★★☆☆☆ |
| 【啓発要素】 | ★★★☆☆ |
ストーリー
東乎瑠帝国が強大な政治力、武力を背景に版図を広げている世界
自国を潰すより統治下に置く方が最良と東乎瑠帝国に思わせる為最後まで戦った独角の領主ヴァン
戦争後彼は奴隷となりアカファ岩塩鉱で囚われていた
家族も戦友も亡くし毎日奴隷が死んでいく過酷労働を失意の中で過ごしていた
ある日アカファ岩塩鉱に黒い狼のような獣が襲ってくる
奴隷や奴隷監督が次々と噛まれ、ヴァンも戦いながら牙で傷を受けてしまう
数日後急な体調不良で意識を失ったヴァンが目を覚ました時見たものは
自分以外の人々が全て息絶えている光景であった
唯一生き残っていたのは飯炊き奴隷の女が命を懸けて獣から庇っていた赤子だけであった
ヴァンはユナと名付けた赤子を抱えアカファ岩塩鉱を脱出する
感想
上橋菜穂子さんの小説、水底の橋の前話の作品です
東乎瑠帝国を中心として架空の世界のファンタジー小説です
アカファ岩塩鉱で起きた獣に噛まれた人々が次々高熱等の後に亡くなるという症状
名医術師であるホッサルがその原因の調査に乗り出す
アカファ岩塩鉱から生き延びたヴァンとユナが得た生活
ホッサルが病の調査を進める中で次第に分かる病の真相
色々な要素さ複雑に交わり物語が動きだします
伝染病という医学的側面、戦争や政略といった政治的側面といったリアリティのある要素があり、描かれている世界に凄く入り込める作品です
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コメント
ファンタジー系のフィクション系の小説は、すいこまれそうになりそうですね
世界に吸い込まれますよね!
この本も世界観に一気に惹き込まれる作品でした!